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メリルリンチ 中国株を予測――経済リスクが高まる中国

2010年12月17日

【新唐人2010年12月17日付ニュース】メリルリンチ証券は、14日、来年の中国経済の伸びが緩やかになり、今年の予測値、年間10.3%から9.1%に下がると予測しました。ただしインフレは悪化するだろうとも述べ、来年の中国株式市場に厳しい見方を示しました。 

メリルリンチ証券は14日、香港で、2011年アジア太平洋地域の経済展望を発表。来年、中国大陸の経済成長率は今年の10.3%から9.1%に下がる一方、インフレは、今年の3.3%から4.5%に上がるだろうと予測。来年のインフレはアジア、特に中国を悩ませると指摘しました。
 
メリルリンチ Timothy James Bond氏
アジア新興市場のインフレは、2011年悪化します。これはより関心を集め、中国でも問題になるでしょう
 
さらに中国大陸の経済リスクは、他のアジア地域よりも高いと指摘。政府は利子の引き上げでインフレ抑制を狙うものの、これは大陸の株式市場にとっては不利になると、厳しい見方を示しました。
 
メリルリンチ投資戦略部 Sadiq Currimbho氏
主なリスクは、これから数ヶ月のデフレ対策です。我々から見れば、大陸株は持ち株が減り、香港株は横ばいでしょう
 
メリルリンチの予測では、来年末までに、大陸の中央銀行は3回利上げを実施。毎回0.25%で、利子は1年で3.25%に上がると予測しました。
 
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